先般のレストア&車輛再生奮闘記エピソード3に続き、
今回は、レストア&車輛再生奮闘記
「エピソード4 VW Karmann Ghia 1960 レストア(再生) 2」をお届けしたいと思います。
今回は、自車車輛のレストア(再生)に当たって、使用したショプ、
各種パーツの調達、購入先、VWのショップ等々、
手持ちの数少ない資料より、抜粋、紹介してゆきながら奮闘記を書き込みしたいと思います。
************************
ご協力頂きましたショップ等々は、以下となります。
是非、各所のwebを覗いて見てください。良いもの、面白いものたくさん有りますので。
ガレージタイプ1
http://typeone.co.jp/〒192-0032 東京都八王子市石川町2579
Tel 042-644-0327 Fax 042-644-0514
営業時間 AM9:30-PM6:30 定休日 火曜日・祭日
Mail typeone@typeone.co.jp
West Coast Metric
https://www.westcoastmetric.com/index.phpこちらは、VWのラバー(ゴム)類の専門店と言っても過言ではないと思いますが、
ウェザーストラップや細かい各種のパーツ、品揃え豊富です。

左側は、水冷式のVW車用カタログ(Golfなど)、右側が、空冷式VW専用カタログ(Beetle、Karmann Ghiaなど)

ドアフレームのラバーも新品があります。

テールランプもライトリムのラバーもあります。

やはり、ラバー(ゴム)類は、とても充実しております!
Karmann Ghia Parts & Restoraion
http://karmannghia.com/今回、車体がカルマンギアともあって、この専門店での各種パーツは、本当に多く購入しました。
シートの調達もこちらを通じて、
張り替えシートメーカーである”TMI”へ、オリジナルシートを発注しました。
スムースビニールの2色シート 中央部がベージュ、両サイドは、オフホワイトのモノです。


20項目に分かれて、Karmann Ghiaのあらゆるパーツが充実!
ボディーパーツ、ハーネス、コンバーチブルパーツも、新品、中古、
デットストックなジャーマンパーツ等が満載。パーツのみでも1台作れそうな感じです。



クロムメッキのバンパーも、ヨーロピアンシングルバンパー、ダブルバンパーと充実!
フロアパン(フロアパネル)も修復場所に応じたパーツがあります。左右を丸ごと張り替えも可能です!

ボディーパーツも色々掲載。

コンバーチブルの幌も、内装のカーペットもオーダー可能!


電装系パーツもあります。ハーネスも取り替え可能。年式別に異なるハーネスも選択出来ます。

TMIは、旧車の車輛シート、コンバーチブルの幌など、多数取り扱いしております。
もちろん、空冷VWだけでなく、アメ車、ユーロ車、旧車のシート張り替えには、欠かせないメーカーです。

このカタログは、空冷VW専用のシートアプソロフィ(張り替え用シート)の総合カタログです。
Beetle、だけでなく、Karmann Ghia、Type2 Bus、Type3、Thingも充実!


内装用のカーペットも色目、年式別、デザイン、パイルの長さ、も沢山あります。カスタムのドアパネルもあります。

上記の2社を活用し、個人輸入で仕入れたパーツを再生車輛に活用しました。
この2社で、購入出来なかったものや、確認が必要となった物品等は、
以下、フラット4を活用して購入させて頂きました。
Flat-4
http://www.flat4.co.jp/・ドアハンドルは、こちらで再購入。個人輸入のモノは、直ぐに折れました。
やはり輸入製品の善し悪しが有り、値段は高いものの製品の品質は、良いもの有ります。
ケースバイケースになると思いますが、全て、上記2社でもなく、
モノによっては、国内のVW取り扱いの店で購入する事もオススメします。
品質保証されてますしね。

やはり、Flat4は、凄く充実!良いものも沢山ありますし、カタログも充実!




やはり、価格は高かったりしますが、良いモノ、良い品、多種多品種が充実!
他のショップ情報です。
California Import Parts LTD.
https://www2.cip1.com/
http://www.cip1.com/Item%20Catalog-Built.pdf


J Bugs
http://www.jbugs.com/


と、まあ、車体に付いていた再利用可能なパーツは、再利用してますが、ハーネス(配線)や、ラバー類、
各所、新品にした方が良いパーツは、概ねこの様な形で、個人輸入や専門店で購入しました。
特に、走る、止まる、曲がるの要所要所は、新品パーツや、メンテナンスをきちんと施してもらいました。
と言っても、原型を留めない位にバラしたので、一から組み立てた…と言うのが正しいようです。
本当でしたら、このエピソードで、作業工程の写真等を掲載したい所なのですが、あまり撮影しなかった事と、
当初は、スチールフィルムで撮影したものも、後半は、デジタルカメラで撮影したと思ったのですが、
データが、何処かにいってしまった…様です。すみません。
************************
ボディーの塗装を剥離して、そのままですとすぐ錆が上がって来てしまいますので、
剥離が終わったらすぐに下地塗装(プラサフでの塗装)をする事をオススメいたします。
と言う事で、
塗装の話を綴りたいと思います。
車輛塗料は、本塗装;ウレタン2液製、関西ペイント の 赤パールとクリア塗装
下地は、同、関西ペイントのウレタンプラサフ(グレー)を購入。
s.jpg)
プラサフとは、鉄板表面の防錆をすると共に、
表面の塗料の食いつき乗りを良くする為の下地塗装の事です。
(プライマー+サフェーサーが一緒になった物です。)
下回りは、シャーシブラックですが、1液製のモノで使用しております。
本塗装は、概ね3〜4コート吹き付け。
1.足付け塗装し、その後、1コート
2.足付け+1コートを吹いても、2コート目を吹いても、未だ下地の色目が透けて見える。
3.3コート目で、やっと色目が乗って来ている様な…
4.4コート目で、深みの有る様な仕上がりに
※やはり、下地に一度、濃いめの色、今回であれば、赤の濃い色を吹いてしないと、
いつまでたっても、色に深みがでなく、何回も塗料を吹いたので、かなり塗料の浪費をしました。(涙)
あと、明るい赤のパール色のせいか、
吹いている色目に、塗りが重なった所とそうでない所の、
色むらが出てしまうので、数回で色が決まる様に、下に1度深めの色を吹く事をお勧めします。
天井の塗装は、場所が高所であったり、
左側から、右側からとガンを持ち上げ上から吹き付けるので、難しい。
色むらにご注意ください。
塗料のガンも、今回自分としては、直圧式(カップがガンの上部に付くモノ)をお勧めします。
塗りの用途によって、吸い上げ式等も有るようですが、塗布の均一性、使用の加減からも、
霧も、切りも良く、中古の物でしたが、重宝しました。

塗装のコツを得ている訳でもありませんが、あくまで個人として、体験、経験、見聞きした中で、
やってみて色々考えさせられた事を記述したいと思います。
先ずは、やってみる事が大事かな…。
その中から、
・ガンのエアー圧調整
・塗料の粘性、シンナーでの希釈度合い
・ガンの吹き付け量とエアー調整
・両端に塗装した際の吹き付けガンの切り(オフ)
そうしないと、左右にガンを振って吹き付けするも、塗装がだぶって色むらになってしまうからです。
なかなか、言葉での説明は難しいですね。こんな事が、塗ってみて、事の他、色々有ります。
その前に、重要なのは、下地作りが肝心です。
板金、パテワーク、プラサフの塗装、水研ぎ、…良い塗装をする、良い塗装面を作るには、良い下地作りが肝心です。
本来、塗装の順序としては、
1.塗布する鉄板の磨く、表面の油脂を取るため、シンナーを染み込ました布巾でサッと拭き取る。
2.今回は、プラサフを使用 (本来は、プライマー、サフェーサーと吹き付けるようですが、
プライマーとサフェーサーが一体となった、プラサフで対応。)
3.足付け塗装をし、乾燥した所に更に1コート、半乾燥したら、2コート…と厚塗りする。
4.3〜4コートし、塗料に厚みと、防錆効果を取る。
5.その後、耐水ペーパーで表面を研磨、磨く。
表面の凹凸や、エクボや気泡の残りがあったら、補修し、再塗装。
※素人ながらの経験と10数年も前の事なので、詳細は、専門誌等でお調べ願います。
と、まあ、こんな感じで、下地塗装、水研ぎ耐水ペーパーで磨き、再度、下地塗装、磨き…2回〜3回繰り返し、
本塗装への準備を整える。
まだ、完成までには、先は長いですね…。
塗装は、大きく3つ
1.下地作り板金も含む 板金後のパテワーク、各種表面の形成。
2.下地塗装 油脂をとり鉄板にプラサフを吹き付けては、磨き、磨いては、下地を吹く。
3.赤色パール塗装 4コート位重ね塗装し、色の深みを出す。状況によっては、水研ぎし、研磨、再塗装。
4.表面のクリア塗装 透明な塗装を2〜3回塗装し、パール色では、ざらついた表面をクリア塗装で整える。
5.最終行程の事ですが、塗装が乾き2週間位経ってから、バフがけして、表面をコンパウンドで磨き上げる!
6.ピカピカになります。クリア塗装の場合は、研ぎ過ぎ注意!
今回、エピソードを綴るにも写真や資料といった媒体が余り無く、話に具体性を盛り込むにも苦慮しております。
てことで、保管、保存していた資料を写真取りして、掲載の材料としたいと思います。
洋書VW専門誌より抜粋
この様な再生された掲載記事の写真をみながら、いつの日か…と作成と復旧、復活に奮闘しておりました。





Youtubeより抜粋
自分の投稿したものではありません。あくまで、この様な事をした参考資料と掲載しております。
是非!
1966 Volkswagen Karmann Ghia Restoration
http://www.youtube.com/watch?v=2menpgZNjhA&feature=youtu.be
次回、「エピソード5 VW Karmann Ghia 1960 レストア(再生) 3 完成」に続く。
Pharos
スポンサーサイト
- 2013/10/04(金) 20:48:21|
- Pharos Restore & 車再生奮闘記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2