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レストア&車輛再生奮闘記 「エピソード2  VW Beetle 1977 レストア(再生) 2 完成」

先般のレストア&車輛再生奮闘記エピソード1に続き、

今回は、レストア&車輛再生奮闘記
「エピソード2  VW Beetle 1977 レストア(再生) 2 完成」をお届けしたいと思います。


エピソード1では、走行に支障がない位に車体を分解し、元々黒い塗装の下にベースカラーの水色。
その塗装剥離、単色(ライトグリーン)の塗装を行い、車体の組み立て、
パーツ取り付けを行う内容を記載しました。

今回の「エピソード2完成」は、完成となる写真を掲載して進めてきたいと思います。

通算、約1年半くらいでしたでしょうか? 
当初は、学生ともあって時間がありましたので、レストアに費やす時間もかなり有った事と思います。
今回の「Beetle1977」は、半分分解、半分塗装という位でしたので、
カルマンギアほどは時間も手間も、労力もかかりませんでした。
塗装も単色でしたので、塗装自体の手間も、そこそこだった事と思います。

とまあ、この様な感じで、何とか組み立て完成しました。
28970001.jpg
塗装の色は、ライトグリーンの単色塗装です。
前にも記載しましたが、元々は水色の車体に黒色が塗装されてた車輛でした。
内装も、1977年式のBeetleなので、フロントパネルには、黒のウレタン製パネルが装着し、
フロント中央部には、AMラジオが据え付けられていまし、ハンドルもこの年式らしく、
黒のプラスチック製ホーンカバーが付いた純正のものでした。
(もし、純正の車輛を見受ける事があったら、だいぶ変わった事と思います。)

(この掲載記事を引用させて頂きます。)
1978年式の製造最終年に作られた”グローリー”となる希少車ですが、作りの雰囲気はこの様な感じです。
http://typeone.co.jp/1978-type-1-glory.html
(『ガレージタイプ1』のwebより引用)


写真からも見受けられる様に、天井部には、スライディングルーフが備わっております。
春、秋の走行には、ドアの両サイドにある三角窓を開放し、また天井部のスライディングルーフを開けると
開放的なドライブ走行が楽しめました。
やはり天井部からの日差しが入ると、車内も明るく、とても良いもんでしたよ。
このスライディングルーフの特徴は、天井部のフロントミラー付近に、手動のハンドルが備わっており、
このハンドルを回すと、天井部のルーフの開閉が出来る優れものでした。

オプションになりますが、ライトのリム周りにまつげの様なバイザーを取り付けております。
他、内装も、アメリカのワーゲンパーツ取り扱い店より個人輸入した各種パーツや、天井のラグトップ、
シートを張り替えを行うなどして、リニューアルに仕上げております。

28970002.jpg
この1977年式Beetleは、時代背景から、
ウィンカーの拡張、サイドにもウィンカー(”提灯”見たいな形)が装着され、
シートベルトも3点式のモノが備わっています。
この車の大きな特徴としては、後方のテールランプが大きい事。
この車の通称「ビッグテール」と言われる由来のものが備わっております。

ご存知の方も多いかと思いますが、このビートルは、
ポルシェと同じ創始者であるフェルディナンド・ポルシェ博士により生み出され、
1940年代ヒットラーの指示の基、富国と国民車を目指し、
低価格であり高性能、長距離走行も可能で、低燃費、等々色々と厳しい条件をクリアすべく、
技術改良をされて作られた車輛です。
最終的には、当時の西ドイツで1978年まで生産されており、
その後、メキシコや、ブラジルへでの生産に移行されました。
メキシコでの生産も2003年7月を持って終了となり、とても残念です。

メキシコ製のビートルは、通称「メキビー」と呼んでいるようですよ。

このビートルは、上記にも記載した様に1940年台より生産され、
歴史的な背景もありその歴史を見て行くと、その時代、時代で車体の形状の変化しております。

また、イタリアのデザイン、コーチビルダーが、カルマンギアを作成されたり、
Type2のBusは、バンや、マイクロバス、ピックアップ、トラックなど様々な形状が存在します。
Type3では、バリアントや、ノッピバック、ファストバック、カルマンギアがあったり、
カスタムでは、バギーやバハバグなどもお見受けします。
ブラジル生産では、ピューマ、Type4などもあるようです。

※以下、添付の各WEBサイトをご参考に下さい。

生産当初よりその大まかなデザインは、変更する事無く現代に至っての事とおもいますが、
細かくは、1950年は、リアガラスが2分された”スプリット”
1950年代後半は、リアガラスが楕円の形をした”オーバル”や”セマフォー”と言った、
サイドのウィンカーがドアのピラーより飛び出す方向指示器が付いていたり
1960年台は、リアガラスが大きくなったが、方向指示器が小さいスモールテールなど
この時代くらいまでは、エンジン排気量も1200cc位が標準と思われます。

1967年は、フロントフェンダーやライト周りの形状が大きく変わり、電圧も6Vから12Vへの仕様へ変更
1970年頃には、ウィンカーが大きくなったり、
各所の変更や、利便性、快適性の必要性から、大きく変化しております。
28970003.jpg

28970004.jpg


実は、ちょっとしたエピッソードがありましたので、記載したいと思います。

当初、「全て自力で行うぞ!」との意気込みより、車輛作成を行い、
各所の塗装剥離、塗装、パーツ取り付け、組み立て行い、完成となりました。
(上記の写真では、リアガラスが装着されておりませんが、きちんと装着して完成しております。)

その後、仮ナンバーを登録、いざユーザー車検をすべく車検場へ予約を入れ車検に挑みました。
車検場に乗り入れ、車輛検査場のラインへ並ぶ・・・。
書類手続をなるべく自分で行い、多少は、代書屋さんに相談したりと、なんとか書類手続完了。
次に、車輛検査へ。

順番に各所の作動状況の確認、制動、駆動、動力…。
ライトの点灯、フィンカーの点灯、ブレーキの効き具合の確認、排気ガスの検査測定、…。
順調に検査をこなす。「いいぞ〜!」

次の検査で、下回りを確認。下から車体を覗き込み、棒でつついたり、叩いたり…各所の確認。
検査官2名が何やら話し込んでる…。何だろう〜?
「これ何年式?」との質問に、「1977年式ですけれど」と返答。
再び検査官が話し合い、何やら教本をひもといて確認している…。

「ああ〜、これマフラーのパーツが無いね〜」と言われるが、自分は「??」何の事っちゃ?

ナンバー取得を行おうと奮闘して手続きを進めてくも、
最終的には、この年式では車検の装備義務とされていたマフラーの「遮熱板が無い」、
重要パーツである「触媒が無い!」との事で車検に通らず…!
「ええ?知りませんよ〜そんな事」といっても、駄目は駄目。


その時のマフラーは、社外製のモノであり、車検規制対象外のマフラーであったため不合格!
「何てこった〜!」
検査官より、事情を聞いて、何とかしなきゃと…。

急いで、近所のワーゲン取り扱い店に聞きに行って、「遮熱板」と「触媒」が無いか?と
問い合わせるも、残念ながら、パーツが無いとの無念の返答…。とほほ。

その時、店主より「ああ、そう言えば、八王子にワーゲンの専門店があるよ!」との紹介より
ガレージタイプ1」を紹介して頂きました。

急いで車を走らせ、お店に伺い、状況説明し掛け合いガレージタイプ1の社長に相談…。
これが、このお店を知るキッカケだったと思います。
あれやこれやと、諸事情、状況を説明して、親身になって相談に乗ってくれた社長。
それから、何とかパーツをゲット!(その節は、本当にありがとうございました。)

そう言えば、
当時、ここには、ワーゲンが土に還りそうな位にワーゲンが沢山保管されていました。
ガレージタイプ1」の社長のご実家が、地主さんともあって、
畑の空き地に空冷ワーゲンが積み重なった光景を思い出します。
(20年位前の事ですので、そんな光景も見れません。ご了承ください。
今は、ガレージも周辺も、奇麗に整備されておりますので。)

結果的には、自分でのユーザー車検では車検合格には、至らなかったのですが、
ガレージタイプ1」で整備をしてもらい、車検の搭載義務であった「遮熱板」「触媒」を取り付け、無事、ナンバープレートを取得できました。
この様な記載となりましたが、
自作で車輛を作成し、学生生活でVWを乗り回し、就職し始めての数年間も乗り続けておりました。
思い起こせば、おおよそ18、19年位前の事、20歳代の前半にこの車輛を手にして、
レストア、塗装して、自作で作り上げ、その後、乗り続け約7年間所有しておりました。
どこへ行くのも、暑い日も、寒い日も、あちこち出かけにこのVWを乗ってきました。
そう言えば、いざドライブ、日本海に行くぞ!っと、金沢にドライブに行った事もあったっけな…。

最終的には、物損の車輛事故を起こしてしまい、全損。…とほほ。
丁度、この頃カルマンギアを入手しレストアに勤しんでいましたが、乗車する車も無くなってしまったので、
カルマンギアを復興するべくピッチを上げて製作に労力を費やしました。
今では、車輛もカルマンギアに変わりましたが、変わる事無く「空冷車」を維持しております。
すっかり”空冷病”の様ですね。

そんなこんなで、今までも空冷VWのある生活をおくってます。
皆様も、機会がありましたら、何だか不思議な魅力のある空冷VWを所有してみては如何でしょうか?


本件、「レストア&車輛再生奮闘記」プロローグ+5部作構成での話を記載してまいりました。
プロローグ
エピソード1  VW Beetle 1977 レストア(再生) 1
エピソード2  VW Beetle 1977 レストア(再生) 2 完成
エピソード3  VW Karmann Ghia 1960 レストア(再生) 1
エピソード4  VW Karmann Ghia 1960 レストア(再生) 2
エピソード5  VW Karmann Ghia 1960 レストア(再生) 3 完成

少々長いストーリーになりましたが、お付き合い頂きありがとうございました。
このブログを読んで、楽しんで頂けたのなら何よりです。
また、このサイトからの情報発信が、今後の皆様の「物作り等」の”キッカケ”になって頂ければと思います。

今後も、このサイト、この「レストア&車輛再生奮闘記」についても、なにがしのエピソードを持って、
更新出来ればと思います。



**************************
おもしろ空冷VWのサイト お時間ありましたら是非参照ください。

46年の歴史にピリオド!ワーゲンバスT2が生産終了に!! from Brazil
http://clicccar.com/2013/08/23/228544/
http://www.vw.com.br/pt/planeta_volkswagen/clubes_e_associacoes0.html

ブラジルの空冷VW情報が満載!!
日本のみんなさん!ブラジルFUSCAフォーラムへ、ようこそ!(ホーム)
http://www.forumfuscabrasil.com/index.php?topic=55313.0
http://www.forumfuscabrasil.com/index.php?topic=56139.0

このサイトは、ブラジルにおけるVW情報や、珍ニュースが満載! いろいろ覗いていてください。
http://www.forumfuscabrasil.com/index.php/board,247.0.html

ご存知!日本の空冷VW専門雑誌の草分け! "Let's VW"
http://www.lets-vw.com/


ネットサーフィンで見つけた”おもしろブログサイト“・・・ブラジル情報やVWの話題も沢山ありました。
キーワード「Fusca 」で検索。ブラジルでのビートルの呼び名です。
http://blogs.dion.ne.jp/hiroyuki_morishita/

後半には、とても懐かしい映画の紹介もありました。「DUEL」 (記載日:November 23, 2007 参照)
http://www.hobidas.com/blog/vw/vw04/archives/cat475/index.html


Pharos 店主
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  1. 2016/01/12(火) 23:22:32 |
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  4. [ 編集 ]

Re: 1977

> 1977年式西ドイツ製のビートルでスライディングルーフです。インジェクションエンジンは故障するとどのくらい費用がかかりますか?

こんばんは!
当サイトをご覧頂きありがとうございます。メール拝見しましたので、ご返答申し上げます。
と言っても、さほどのお力添えができませんがご了承下さい。

ブログ掲載の通り、当方も以前、同様の1977年式西ドイツ製のビートル、インジェクションエンジンを所有しておりましたが、
当該サイトにも度々記載しております東京都八王子市にあります「ガレージタイプ1」で、色々と面倒をみてもらってました。

所有していた当時は、インジェクションは、エンジン共々良好でしたので、特に問題は生じませんでしたが、
ただ、この手の話は、上記専門店で伺った事がありますので、ご報告まで…。

インジェクションの故障による交換は、かなり費用もかかるとの話でした。
それ以前にインジェクション含む、電気系統を修理するには、
直すパーツが無い…と言った問題もあり、かなり難がある様です。
「インジェクション」を直す…と言った場合、費用も高額になろうかと思います。
かといって、同年の中古品に交換…と言っても、いつまで使用できるか、もしくは、交換後直ぐに壊れる可能性も…。

インジェクションは、1977年〜1978年までのグローリー(西ドイツ最終年生産車)までの生産であった事と思います。
メキシコ製、ブラジル製といったインジェクションも年代の違いからも転用が出来そうにもありません。
では、故障した場合、どうするのか?っと言った点は、キャブレターに変更する…等の手もあるかと思います。
ただし、場合によっては、
車検等での構造変更が必要?かも知れませんので、専門店にご相談頂く事が懸命と思います。
(お望みの事か否かも、あろうかと思いますが、やはりキャブレターは安定していて、とても良好と思います。)

貴者のお住まいの事もあろうかと思いますが、もし、東京都八王子市に近いとあれば、
是非、一度「ガレージタイプ1」にご相談されては如何でしょうか?
(ちなみに、良き専門店故、北海道から購入に来られたお客さんも、お見受けしておりますよ。(笑))

この様な事記載しますと宣伝と思われるかも知れませんが、
当該専門店は、業界でも有名な専門店で、豊富な在庫、パーツや、この様な場合の対処方法も、
熟練のスタッフ、社長も含め、とても親切丁寧に対応してくれます。
また、費用も良心的な価格で対応してくれます。
もし宜しければ、お困りとあれば、このサイトからの紹介で…と言って頂ければ幸いです。
何か良き繋がりになればと思います。

大したお力添えが出来ていないかも知れませんが、良き空冷車Lifeをお過ごし頂ければと思います。
この様な事しか、ご返答できずすみません。

もし、ご不明点等々ありましたら、またお気軽にご連絡くださいませ。
出来る限りでお応え致します。
ではまた!
Pharos 店主
  1. 2016/01/13(水) 00:11:57 |
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