久しぶりにブログの更新をしたいと思います。
少々お付き合い頂ければ幸いです。
最近、めっきり記載する事も、作品を作る事もご無沙汰でした。
昨今、歩みが滞っていた、鈍くなっていた事もあり、以下に記載しようと思う「ある決意」より、
そして、「Pharos」のこれから、今後の先々を見据え、見越して先ずは、”その一歩”を踏み出る決意をしたのです。
さて、「ある決意」とは?
そして、その事の次第は…、ストーリーテリングは如何に?はじまり、はじまり~!*******
”時間 対 効果”、”費用 対 効果”作品を作成する上で、その品質、そして効果、効率は、主きをおいて考えたいものです。
誰しもモノ作り出来る時間も、限りある事と思います…、
故に”時間 対 効果”、”費用 対 効果”を鑑みる事と思います。
いかなる場合も…とは言いませんが、
自分が作成するものは、”作品”であっても、一方では、”商品、商材”でもあるので、
故に品質、効果、結果を考えなければなりません。
作品を見出す、作品を作る上でも、見聞きした事に刺激を受けたり、
その要因により創作意欲が沸いたり、新しい試みに出たり…、
何かをする事により気付きや感動があって、次の原動力となる事と思います。
そして、良き作品、良き品質の作品、商品の作成…生産をする上では、その品質は、良きものとしたいもの。
その一方、労力は、比例してかかる事が現状であり、
出来ればその労力は、極力抑えたい…と、考えるのでは無かろうか…と思います。
(余談:作った作品、商品が、良き品物になり、ご使用になったお客様が、更に感動を得て頂ければ何よりですよね!)
その労力と効果を考え、
そう、これを購入しよう!思って検討したのは、以下の期日よりもう少し前から考えておりましたが、
2017年5月26日金曜日、
浅草橋で開催されましたイベントで、見て、触れて、話を聞いて、そして体験させて頂き、決めました。
イベント名「革日和in東京」http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/archives/2897http://ccrui.sakura.ne.jp/kawabiyori/(各社、業界の方々が、協賛、切り盛りされていらっしゃる様で、
この様なイベントがあり良き経験となりました。また伺いたいと思います。 ご参考にまで。)
ま、長い前置きでしたが、早い話が「革漉き機」購入しました!*******
「革漉き機」いやはや、便利、楽チン、非常に良い機械です!
効果抜群です。
はやく持っていたら良かった!って思いました。
プロの業界では、この機器は、当たり前の事かも知れませんが、
一から手探りの自分は、やっとここまで来れた!って、感じです。
知識も費用も、遅ればせですが、ここまで来れたって…。
で、お薦めします!「革漉き機」今まで、革包丁などで、時間労力かけて漉き、時には失敗し、素材を駄目にしたり…。
そんな風に革漉きをやっていたのって、「何だったのでしょう!」って感じ。
まさにス~って感じで漉けるんです。
いや~楽、奇麗に漉けるではありませんか!更なる作品作成に、大きな原動力になりますね。
ZIT TOOLS「革漉き機:ZITTOOLS TAKING TK801BK」この「革漉き器」
「ZITTOOLS TAKING TK801BK」を購入に当たって、
以下記載の各所のWEBを参考にさせて頂きました。
記載、掲載して下さいました方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございます。
・t.kannoさんブログ
・新宿猫歩さんブログ
・I-LIFEさんブログ
・革工房キャリアさんブログ
購入に際に上記のブログ、とても参考になりました。
以下、個人的選定基準、考えとなりますが、あくまで個人的な見解ですのでご了承願います。
*****
革漉き機購入に際し、誰しも選定を行う事ともいますが、
機能、費用、品質保証…等々、いろいろ考える事と思います。
潤沢な資金があれば、国産新品が良いでしょう。
でも、自分は、
限りある資金、良い機械は買いたいけれど、資金はあまりかけれないよな~って、
考えで行き着いた結果、
ZIT TOOLSでした!
選定での考えは、
国産 新品 ➡良質、高額
国産 中古 ➡値段は、新品よりか抑える事が出来るかもしれないが、中古故に当たり外れがありそう。
オークションで国産中古機器が出回っているが、機器の状態が不明…。
専門店での取り扱いもあるようであるが、品薄、値段がそれなりに張る。
外国製 新品 ➡値段は、国産中古以下で購入できる。新品であるので、中古より断然良いであろう…。
しかし、外国製とは言えど、良いもの、悪いものがありそうだ…
吟味した結果、
外国製でも機能もコストも抑えられ良いのがありそうだな…って、
ZIT TOOLSで購入しました。
***
当該サイトを拝見して、失礼ながら、それなりに高額な商品を買う事に、「え?ここで大丈夫?」って思いました。
(先般、5/26のイベントで直接お会いし話をさせて頂きました際、代表の方にこのエピソードはお話させて頂きました(笑))
と、そんな思いから、各所
「ZITTOOLS TAKING TK801BK」の記載情報を拝見し、
5/26のイベントで、本体機器の確認や販売代理店の方とも話が聞けるかなと思い、足を運び、
当日、代表者の方と話を伺い、実際見て、触れて、内容を吟味して、結果、購入させて頂きました。
***
それと余談ですが、
購入に際し、革漉き機?、ミシン?どちらが先に買った方が良いのか?
「もし、どちらか一方を購入するとあれば、どちら?」
「どちらを先に?」って、お考えになる方もいらっしゃる事と思います。
自分もそんな考えがありました…。 始めは、ミシンが先かな~なんて思ってましたが、
革細工等作成されている方々のWEBを拝見する上でのアドバイスは、「革漉き機」でした。
それはもちろん、いっぺんに両方購入できるにこした事はありませんが、
新品の国産機器を購入とあればおおよそ70万位になるのではないでしょうか?
革漉き機25万、ミシン45万円といった内訳位でしょうか?
中古機器を揃えると言っても、それ相応に資金はかかります。
で、そんな費用は、まだ私にはありませんので、
『先ずは「革漉き機」です。』って記載に、素直に従い、結果は、納得でした。
・
casablancaさんのブログ作品作って、売って、また資金が出来たら、ミシン購入を検討したいと思います。
ミシンの話は、以下を参考にさせて頂き、
・
潜水座さんのブログ 前編・
潜水座さんのブログ 後編次なるステップの参考にしたいと思っておりまます。 ミシン欲しいです。
改めて、記載、掲載して下さいました方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
*****
「革漉き機」
「ZITTOOLS TAKING TK801BK」特に私同様に趣味趣向から革細工等作成し、
同様に「革漉き器」を購入したいと思う方いらっしゃる事と思います。
是非、ご参考になれば幸いです。
この「革漉き機」って機械は、見聞きする中では、あまり世の中には流通していない様にもお見受けします。
国産新品は高額だし、中古も専門店で多くは出回っていない様です。もし、中古があったとしても、さほど値段が安くない…。
オークションとかでは、現状販売など、その機器の状態が不明瞭…。
ですが、この
「ZITTOOLS TAKING TK801BK」は、良いコスパしてますね。
台湾製と言うもののとてもしっかりした機器と思われます。
革漉き機も然り、モーターも、作業台も込みでの価格で、国産中古よりも安く、良き機械です。
モーターは、サーボモーターなので、ペダル調整で速度調整が可能です。
モーターにも速度段階操作設定が可能、作業し易いです。
通常、モーターは2種ある様ですが、
速度調整が無いクラッチモーター、
速度調整が可能なサーボモーター
何れも一長一短はある様ですが、見聞きする中では、サーボモーターは、初心者が使用するには良い様です。
一方、値段が高価と言われております。
で、そのサーボモーターが付帯しています。ありがたいです。
選定に当たりお見受けしたWEBで、国産の一般的中古機器では、
この作業台は別売りであったり、値段も、驚き! クラッチモーター込みですが、良い値段でした。
コンパクトに卓上型もあったりする様ですが、小スペースなのは納得だが、作業性がどうだか??
一方、こちらは、作業台も付帯しております。
デスクタイプ、小スペース48*58*73、4輪自在、4輪ストッパー付!
作りもしっかりしていて、車輪の径も5cm位でしょうか、
大きすぎず、機器重量との兼ね合いもある事と思いますがちょうど良いです。
本体機器、サーボモーター、作業台も付帯しております。良いコスパしてますね。
抑えの道具も、幾つかセットで付帯しており、ベタ漉きも出来るサイズの抑え具も付いてました。
研磨用の砥石も、ハンドルスイッチで、使用時のみ作動する切り替えもあります。
無駄に回転も無く良いですね。
今回購入したモデルは、少し改良されており、ファンベルトの作動部分にカバーが付いていて、
安全対策もなされている様です。
欧州への出荷規制では、この様な点も、安全対策?として指摘があった様で、改良されたとの事。
*******
上記、5月後半のイベント
「革日和in東京」後、直ぐに申し込みを行い、
その当時、当該WEBにも記載がありましたが、6月後半の完売?と記載があった様にも思いますが、
記憶は、定かではありません。
もっと遅れて来るかな~と気長に待っていた所、約1ヶ月待ちの6月下旬に納品になりました!
またこれが、
荷姿がまた大きく、重く、宅配業者さんも一苦労であった事と思います。
荷受け、設定、設置も、いやはや苦労しました。(笑)
荷姿は、
革漉き機の段ボールは、縦横高さ:63*44*43cm、重さ:約40kg
作業台の段ボールは、65*50*81cm、約20kg
大きいの重いの何のって、家、部屋に引き入れるのでも、それはそれは、大変でした。
(狭く、小さな部屋なもので…物も多いしね~(笑))

革漉き機です。

作業台です。

で、この革漉き機を用いて作成した作品は、こちらです。
作品1
ベルトに取り付けするフォルダーです。
先般、この様なモノが、欲しいのですが…との要望があったもので、作成しました。
漉いた部分は、全面、側面の折り返し部分であったり、ベルト(両面吟面の張り合わせ)などなど。

日向での撮影写真です。色目はこの様な深いブラウンです。

作品2
他、以前作りかけていた小物入れです。
側面の革を1mm位に漉いてます。本体は、1.4mm位の厚さ
同様の厚さで側面を用いると、少々無骨になってしまうため漉いてみました。

とっても楽です。
大枚はたいて買った以上、
元を取る位に多く、良質な作品作り頑張って行きたいと思います。
*******
「第96回TLF 東京レザーフェア」の観覧http://tlf.jp/news/5127.phphttp://tlf.jp/「東京レザーフェアは、新たなマテリアルの提案及びトレンド情報の発信をするトレードショーとして
クリエイターに刺激を与え、創作意欲の向上、皮革の需要の拡大及び業界の発展につながることを目的としており、
日本最大のマテリアルの展示会として年2回開催しております。
皮革業界は基より、異業種、小売店、一般消費者へ皮革の魅力のPRに努めており、
これからも多くの方々へ皮革の可能性をアピールするため、情報発信の展示会として更なる充実を図ってまいります。」
会 場 都立産業貿易センター 台東館
会 場 〒111-0033 東京都台東区花川戸2−6−5
2017年5月26日
当日は、この業界最大級のイベントにも、行ってきました。
初めて展示会に伺ったのですが、皮革に興味あるかた一見の価値はあるかなと思います。
無料です。
皮革業界の最新情報や色や素材感など、新作がいっぱいありました。
もちろん鞄作成、靴作成の道具など、皮革ファッション業界関連各社も、数多く展示があって刺激になりました。
展示と入っても、得意とする皮革、販売業者の新作情報や、
今までに知る由もなかった販売店を知るきっかけにもなりましたし、
個人への販売もしてくれる所もある様ですが、商業ベースが主である故に些か勝手も良く分からない点も多々あり、
個人での視点は、未だ未だです。
良き励みにもなったし、今後、また伺い参考にさせて頂ければと思います。
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…おしまい。と、まあ少々長いストーリーテリングとなりましたが、お付き合い頂きありがとうございます。
面白かった!参考になった!とあれば何よりです。
今後、革漉き機を購入しようと検討している方等、当方ブログが「参考になった」とあれば幸いです。
良き物作りが共有できれば何よりですね。
ではまた! Pharos 店主
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- 2017/07/15(土) 21:52:40|
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