「テーブルとイス」の作成について
日頃、革鞄、革細工等を販売をしている「吉田町アート市」
出店では、いつも折りたたみ式テーブル(キャンピング用)と
パイプイスを有料でお借りしているのですが、
昨今、
今一つディスプレイ等に違和感を感じ、良きテーブル&イスが無い物かと模索しておりました。
従来の大きな催事等では、自前のEZ UP テントとキャンプ用折りたたみテーブル、
コールマンの折りたたみイスなど、大掛かりな備品を持ち込み使用しているのですが、
しかしながら、日頃の小規模の出店では、これらを持参するにも荷物になってしまうので、
持ち運びが出来る良き備品が無かろうかと…あれこれ模索。
しかも、値ごろ感があって、機能的、シンプルで良き物がないかな〜と
あれこれネットで検索…、いや〜無い物ですね。
と言う事で、
結局の所、満足いくものは意外と見つからないことから、
え〜い!思い切って自作しようと作ってみました。
今回、以前よりイメージしていた
持ち運び用、組み立て式のテーブルとイスをこんな形で作成してみました。
先ずは、そんな製作状況から掲載しますので、
少しばかりお付き合い頂ければ幸いです。
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先ずは、近所の鋼材屋で部材を購入
とても親切で、相談にも応じて頂き、良心的で、小売り、個人への販売もして頂きました。
お邪魔させて頂いた際、部材の多さに創作意欲が沸いてきました。
その節は、お世話になりました。今後ともご贔屓に願います。
トキワ鋼管株式会社 横浜南営業所
鋼材をお求めとあれば、種類も豊富で、お値打ち、良心的でおススメ致します。
http://www.tokiwakoukan.com/ 
鋼材は、2種 サイズ、径は、16mm:角パイプ2本、丸パイプ2本を購入
用途、強度を鑑み、このサイズ、径で選択
参考までに、
この様な鋼材は、通常、長さ5,500mmで1本の販売となります。
ですので、車輛に積載できる、且つ、図面のサイズに切断するに影響が無い様、粗方のサイズで切断して頂きました。
角パイプ:5,500mm:2本➡1,600mm:1本 *1,300:3本 ×2セット
丸パイプ:5,500mm:2本➡1,830mm:3本 ×2セット

角パイプは、防錆塗料有り
丸パイプは、防錆なし、オイルで防錆程度(無垢の状態)
今回、作成に当たって、2種の種類を用いた訳は、後ほど事由を記載します。

採寸し、切断、図面や、イメージに枠組み、溶接、研磨している様子です。
今回、溶接機の設定が今ひとつ分からなく、電圧と半自動の溶接リードのスピードの調整が至って無く、
溶接加減が今一つでしたが、何とか切断、溶接、研磨…と形にしてみました。

溶接後、接合部分を研磨

今回、この様な3種を作成 大テーブル、中テーブル、小イス と言った具合です。
テーブルの脚は、左右に加重ががかる事より角パイプを選択
一方、テーブル板の支えとなる部分は、丸パイプで加重が均等、分散する様、丸パイプを選択

大テーブル:800*600mm 3段式 板:10mm幅
中テーブル:650*600mm 2段式 板:10mm幅
小イス(小テーブル):650*300mm 2段式 板:15mm幅

大テーブル:800*600mm 3段式 板:10mm幅

中テーブル:650*600mm 2段式 板:10mm幅

小イス(小テーブル):650*300mm 2段式 板:15mm幅

塗装は、黒つや消しを塗布し、丸パイプは、加重により塗料が板に付着しない様、
未塗装で仕上げる。今後、シリコンコート、もしくは、クリア塗装が必要かと思われるが、
現状は、無垢のままで仕上げている。
鋼材の採寸、切断、溶接時に、事前に棚板を購入していなかったため、
途中、近所のホームセンターで棚板を購入。
集合杉材の合板:250*900*10mmを2枚、とりあえず購入し用いております。

大テーブル:800*600mm 3段式 板:10mm幅
単体使用状況
2段目には、中テーブルとの接合も可能
※以下の写真参照

中テーブル:650*600mm 2段式 板:10mm幅

出店先での設営状況

小イス(小テーブル)板厚:15mmなので、加重にも問題ありません。

小規模催事での出店、ディスプレイ状況です。

イスに座ってみて加重にも問題なく、革鞄作成で固定具を用いての針仕事も可能です。
今回、初期作ともあって重厚な作りとなってますが、
強度計測は出来てませんが12mmサイズ、径の鋼材でも、テーブルであれば良いかもしれませんね。
イスは、16mmが良好と思います。次回また作成するとあれば12mmで試作したいと思います。
今回作成したこのテーブルは、
若干、本体重量はありますが、かなり頑丈な構成となっておりですので、
今後、このテーブル&イスを出来るだけ用いて、
あちらこちらの小規模な催事等々出店して行ければと思います。
以上、「テーブルとイス」の作成についてでした。
今後ともご贔屓に
Pharos 店主
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- 2017/11/29(水) 23:31:30|
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